2018年02月09日02:07:PM 公開
1.お客様がゴーリキに相談した理由は?
製作木箱用木材の材種が増え材料の取り出しに時間が掛かり作業工程に影響が出ていたため、
既存倉庫での保管が限界と感じていました。
また材料の乾燥度合いによって木箱の重量が変わるため、品質管理も優先事項であった。
工場前の荷捌きスペースを利用し新たな鉄骨倉庫の建設を計画していましたが、
材種毎に保管した上で入出庫管理を正確に行いたいため、倉庫のみではスペースが満たせないと判断し、空間利用の出来るラックも検討されていました。
2.困っていたのは誰ですか?
倉庫担当者
3.どうする事でそれを解決しましたか?
計画地は工場と敷地内道路に挟まれた限られたスペースであり、必要な収納量を確保するには移動ラックが必須でした。
倉庫と移動ラック両方合わせた建設費用は高額であったため、
屋根・外壁を備えた屋外用移動ラック「スカイローダー」を提案しました。
移動ラックは必要なラックのみ通路を開く構造のため、
通路のデットスペース減らし最大限スペースを活用出来ました。
材料の入出庫時以外にもラックを均一にオープンさせる機能をつけることで、
晴天時は風通しを図り乾燥を促進させ、
雨天時はラック同士を密閉することにより雨風を避けることができます。
これらの改善により作業効率や品質管理、在庫管理が飛躍的にアップしました。
4.この案件のセールスポイントは?
工場とスカイローダーを隣接させ工場の出入口2箇所からスカイローダーに
直接アプローチできるよう通路を設定し入出庫時材料が雨に濡れないようにしました。
工場から直接スカイローダーに出入りする関係上、侵入センサーを工場出入口にも設置し、操作中にラック内へ人が侵入した場合は
非常停止されるよう安全面を強化しました。
スカイローダーの基礎床にはレールが布設されており、各レールの間に極々緩やかな谷ができるような傾斜をつけ、
雨水が床に溜まらないような構造にし、湿気による材料の劣化を防ぐようにしました。