バーラックにおける耐震性についての考え方
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ゴーリキのバーラックにおける耐震性についての考え方

耐震性についての考え方

近年各地で発生している地震に鑑み、バーラックに関しての耐震強度ならびに耐震施工について、ラックメーカーとしてのゴーリキの考え方をまとめました。

弊社のバーラックピッカーL型(片腕タイプ)とT型(両腕タイプ)における耐震強度、耐震施工について、ご説明させていただきます。

【詳細な計算式につきましては割愛させていただきます】

  • 震度は6程度を想定して計算していますが、設置場所の地耐力等の条件によりラックの揺れやそれに伴う外部応力が大き
    く変化しますので、必ずしも震度の数値表現だけで耐震の許容範囲であることの証明ができるものではありません。
  • 地震時にラックにかかる転倒方向の力(Case A)または倒壊方向の力(Case B)の要素となる水平力は、ラックの自重と
    ラックに積載可能な最大荷重の合計に、地震係数(構造計算基準による層せん断係数)の0.3を乗じた数値で設定します。
  • すべてのアーム(腕)にかかる荷重は、1本当りの最大荷重を750kg(7,350ニュートンN)で設定します。

特注ラック、運搬パレット製作します!

L型の転倒モーメントM1と復元モーメントM2

【ラックの自重+総荷重】×地震計数0.3×1本=11,677N

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T型の転倒モーメントM1と復元モーメントM2

【ラックの自重+総荷重】×地震計数0.3×1本=22,943N

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特注ラック、運搬パレット製作します!

ターンバックルにかかる引っ張り応力Eを算出し、ターンバックルの径を決定します。

【ラックの総自重+総荷重】×地震計数0.3×3本=68,830N

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取り付けボルトにかかるせん断応力τを算出し、ボルト径と材質を決定します。

【ラックの総自重+総荷重】×地震計数0.3×3本=68,830N







設置場所の条件

設置場所の土間の条件につきましてはコンクリートとアスファルトの場合がありますが、より安全に使用していただくためにはコンクリートの施工をお勧めいたします。

また、フォークリフト作業中でのラックへの衝突など突発的な外力の可能性を想定し、コンクリート上でもオールアンカーを打設し、やむを得ずアスファルト上での設置になる場合には、アスファルトプレートの施工およびイヌ釘の打設を最低条件とし、さらにL型の設置の場合には、下図【a】&【b】のようにポスト背面から堅牢な構造物への繋ぎの補強やベースプレートの手前への可能な限りの延長をお勧めいたします。

オーダーメイドの納品例

ベースプレートの先端を基点として、オールアンカーの位置を作用点とするモーメントMにより引き抜き力P を算出し、それに耐えうるオールアンカーの径と長さを決定します。

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オーダーメイドの納品例

設置場所の土間の条件につきましてはコンクリートとアスファルトの場合がありますが、より安全に使用していただくためにはコンクリートの施工をお勧めいたします。

また、フォークリフト作業中でのラックへの衝突など突発的な外力の可能性を想定し、コンクリート上でもオールアンカーを打設し、やむを得ずアスファルト上での設置になる場合には、アスファルトプレートの施工およびイヌ釘の打設を最低条件とし、さらにL型の設置の場合には、下図【a】&【b】のようにポスト背面から堅牢な構造物への繋ぎの補強やベースプレートの手前への可能な限りの延長をお勧めいたします。

最後になりましたが、ラック上の積載物が地震時に落下するのを防ぐための装置を開発し、現在特許申請中であることもご報告させていただきます。

お急ぎの方は電話でお問い合わせください。